霊園(墓地)の種類
霊園には、いろいろな運営形態があり、それぞれに特徴があります。
これからご先祖様の家が建つ場所ですので、その特徴を確認した上でお客様のご希望に合った墓地を選んでください。
- 村墓地
- 運営が村の役で行っている為、墓地購入価格や管理費用が比較的
安く済む。 - 村墓地なので墓地自体の運営が危うくなることが無いので安心できる。
- 石材店の指定が無く、何社かで見積もりをとる事が出来るので、自分の
予算、デザインに選択肢がある。 - 地域性がある為、建立者がその地区の住民、もしくは親族が住民でない
と墓地を購入できない。 - 営利目的ではないので、設備などは大きな霊園よりは不十分である。
- 新規募集が少なく購入までに期間が必要で、墓地の周りなどの清掃は
ある程度、墓地の持ち主が責任をもって行う必要がある。 - 公共霊園
- 文字通り公共霊園なので、運営や管理などが危うくなることが少なく
安心できる。 - 区画の大きさが均一で参道も広く整備がなされている
- 公園墓地としての運営が多いので、緑地帯も多く作られ環境が良い、
また管理費用も比較的安く維持管理しやすい。 - 郊外に造成されることが多く、山間地や遠方になる場合がある。建立期限が設定されている場合がある。
- 民間霊園
- 区画の大きさが均一で参道もバリアフリーなどの整備がなされている
- 駐車場・休憩所などの整備が整っており、また小型送迎バスなども
用意されている霊園もあるので、お参りに便利である。 - 石材店が一社又は数社の指定があり、指定外の石材店が携わる事が
できない。 - 指定外の石材店が墓石の建立が可能な場合でも霊園工事入園料として
高額の入園料が必要な場合がある。 - 寺院墓地
- もともとは、代々寺院の中であった墓地の拡張や整理で販売になった
墓地が多いので、永代的な管理が望める。 - 墓地が寺院と隣接しているので、お墓のお参り以外に葬儀、法要などを
行うことができ便利である。 - 宗旨、宗派が限定される場合がある。
利点
難点
利点
難点
利点
難点
※民間霊園で墓地を購入し墓石の建立が数年後の予定の場合、石材店の指定・建立期限
などの条件などでトラブルが発生している事がよくありますので、ご購入の際は
必ず諸条件の確認をおすすめします。
利点
難点
※霊園の場所は近くて便利な所はもちろんですが、考慮に入れておいた方がいいのは、永続的にその墓石がそこでいいのか、その霊園の墓地の管理、環境が変わらないのかに重点を置き、考えてくください。
大きな霊園は設備が整っていて、送迎バスがあり便利ですが、逆に言えば、維持・管理などにそれなりの経費がかかります。車なら5年、10年で乗り換えることもできますが、お墓は50年、100年と永続的にそのままで大丈夫なのが大事です。